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ルービックキューブ世界記録解説記事への補足

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最近気づいたんですが、Layer By Layerの日本語Wikipediaの記事に、自分の書いた記事やサイト(roudai.net)が色々と出典や外部リンクとして掲載されているみたいです。

Layer By Layer - Wikipedia

Layer By Layer(レイヤー・バイ・レイヤー、 略称LBL)は、 ルービックキューブの解法の一つ。 近年では、特にCross、F2L、OLL、PLLの頭文字を取って、 CFOP と呼ぶことも多い

それ自体はとてもありがたいことなんですが、このページ、かなりデタラメなこと書いてるなぁと、ちょっとルービックキューブに精通している人なら感じるんじゃないかと思います。
まぁそのへんはまた時間あるときにでも書き直したらいいかなと思うんですが、一箇所この部分の記述はすごく気になります。

2017年現在、スピードキュービングの最速を競っている選手はOLLから6面を意図的に完成させる手順(Orientation of Last Layer and Corner Permutation OLLCP)を用いているが、これ自体は331手順とかなり多い。それでも利用すればPLLをキャンセル出来る確率が通常のOLLよりも6倍に跳ね上がる為、OLLCPはスピードキュービストの命題となっている[3]。 その他、CFOPを基にしたサブステップが日々研究されている。

ものすごくツッコミどころしかないですが、ここのところの脚注[3]では、自分が書いた下記の記事が参照となっています。

ルービックキューブ世界記録4.90秒の凄さを一般人にも分かりやすく解説

※この記事は、Speedcubing Advent Calendar 2015の企画として執筆したものです。 2016年11月6日に、世界記録が4.74秒に更新されました。その解説はこちら。 ルービッ ...

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この記事は、最終的にはかなり専門的なことに踏み込みながらも、ルービックキューブについて全く知識がない人向けに書いているので、最初から順に読んでいけばそれなりに理解できる内容にはなっているとは思うんですが、この記事以上の知識がない人が解釈すると今回のWikipediaの書き方みたいなものになってしまうのかなと、たしかに思いました。

というわけでちょこっとだけあの記事への補足を書こうと思います。ほとんど書きなぐりなのでかなり雑です。

OLLCPの前に知っておくべきサブステップがある

世界記録解説の記事では、単純なCFOPをさらに発展させるサブステップとしてOLLCPを紹介しましたが、本来であればそれ以前に知っておくべきサブステップがあります。COLL(Corners and Orientation of the Last Layer)というものです。

参考:CxLL http://roudai.net/oll/cxll/

英語の意味的にはOLLCP(Orientation of Last Layer and Corner Permutation)との違いがよく分かりませんが、つまりはOLLCPの中でも特にエッジの向きがそろっているもののことをさします。
OLLCPは2011年頃に生まれた、と紹介しましたが、COLLはそれ以前からあり、サブステップの中でもそれなりに歴史の古いものです。というより、COLLを拡張したものがOLLCPです。
OLLCPは331パターンありますがCOLLは42パターンまで絞られます。
COLLは世界トップレベルと言わずとも、それなりのレベルのキューバーであれば使っている人はかなりいます。
かくいう自分も42パターンのうち30以上は手順を含めて覚えていて、実践でもそれなりに使いこなすことができています。

OLLCPは、そもそもそんなに多用されるものではない(今のところ)

Wikipediaには「OLLCPはスピードキュービストの命題」というよく分からないことが書いていますが(そもそも命題って日本語合ってる?)、正直今のところOLLCPを世界トップレベルがどれほど覚えていて、使いこなしているのかは、かなり疑問が残るところです。
OLLCPのようにとにかく判断が難解で、手順数が多いようなものは、そのすべてを暗記して毎回使おう、というのはあまり現実的ではありません。
すべてを普通のOLLと同じ速さで判断できて同じ速さで回せるのならそれでもいいですが、そうでもない限り普通にOLLを回してPLLをしたほうが速いです。
こういうタイプのものについては、判断と手順が比較的簡単なものから導入する、というのが取り入れるときの定石だと思います。

OLLCP(COLL)の目的はスキップを狙うことだけではない

記事の流れとして、OLLCPを行う目的はPLLスキップの確率を6倍にあげることが目的、というような書き方になってしまいましたが、実際にはそれだけではありません。
自分がCOLLを使う理由をあげるとすれば、PLLが21つあるうちの4つしか出現しないので、PLLの判断自体が簡単になるというのが一番の理由かなと思っています。
それでも前項で述べたようにそのためにCOLLの判断に時間がかかってしまっては全く意味がないので、OLLと同じ感覚で判断して回し始められるレベルまで習得しないと、実際には使う価値はないかと思います。

その他、世界記録解説記事について、またはこの補足について何か質問があればお答えしますので、もしよければコメントをお願いします。

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